標準的線量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 07:27 UTC 版)
放射線治療については、1回1.8Gy(グレイ (単位))、週5回のスケジュールで、全脳全脊髄に36Gy、局所である後頭蓋窩に18Gy(腫瘍線量54Gy)の照射を行うことが標準であった。これで標準リスク群で約50パーセントの5年全生存率が得られた(ただし高リスク群は全員死亡)。しかし、後遺障害が看過できないため、全脳全脊髄の照射線量については減量する試みが行われてきている。現在では、化学療法を併用することによって、標準リスク群では全脳全脊髄の照射線量は23.4Gyが標準と考えられている。しかし、高リスク群では、依然、36Gyが標準と考えられている。
※この「標準的線量」の解説は、「髄芽腫」の解説の一部です。
「標準的線量」を含む「髄芽腫」の記事については、「髄芽腫」の概要を参照ください。
- 標準的線量のページへのリンク