樋口朝子(ひぐち あさこ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 05:11 UTC 版)
「笛吹 (小説)」の記事における「樋口朝子(ひぐち あさこ)」の解説
物語のヒロインで、由利雄の隣村の組合小学校の教師をしていた。由利雄とともにアメリカ合衆国へ渡った親を持つ。肺病に罹患し、由利雄を夫と決め、事実婚をし、由利雄の後見人になる。上京後、東京の小学校の教師になり、由利雄と同棲するが、そのことが由利雄の一高退学の原因となったことで、煩悶している。山本のことを危険視し、ほかの友人達は良いけれども、いつか由利雄を邪道に引き込むのではないか、と心配しており、後述する二条を山本に近づけさせないようにもしていた。由利雄からは朝べっちと愛称で呼ばれている。自身の病状については覚悟をしていたが、由利雄ときぬ子の仲を勘ぐるようにもなった。
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