楽劇の完成者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 07:54 UTC 版)
「リヒャルト・ワーグナー」の記事における「楽劇の完成者」の解説
ワーグナーはとくに中期以降の作品において、「ライトモティーフ (Leitmotiv )」と呼ばれる機能的メロディの手法や無限旋律と呼ばれる構成上の手法を巧みに使用し、それまでの序曲、アリア、重唱、合唱、間奏曲がそれぞれ断片として演奏されていた歌劇の様式を、途切れのない一つの音楽作品へ発展させた。ちなみにワーグナー自身は「ライトモティーフ」という言葉は使用しておらず、「案内人」などと称した。一方、音楽ばかりでなく、劇作、歌詞、大道具、歌劇場建築にも携わり、それぞれのセクションが独立して関わってきた歌劇を、ひとつの総合芸術にまとめ上げた。これらの作品は「楽劇」とも呼ばれ、バイロイト劇場という専用舞台の建築運営へつながった。
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