極運動の観測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/03 00:11 UTC 版)
極運動は複雑な運動で、その観測は重要である。現在国際地球回転・基準系事業(IERS)によって世界中の観測所が協力して極の動きを監視している。右の図はIERSの発表した北極の位置をプロットしたものである。真の北極は428日の周期で反時計まわりに回っていることが分かる。将来の極の位置は大体の見当をつけることはできるものの、正確な値は実際に観測をすることでしか今のところわからない。極の位置は北極付近のある点を原点としてxy座標系で表す。この原点は国際緯度観測事業 (ILS) での1900年から1905年までの6年間の観測 (ILS 1900-05) による北極の平均位置である。これを慣用国際原点(CIO、英: conventional international origin)という。x軸は経度0度の経線で、y軸は西経90度の経線である。
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