森万吉
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森 万吉(萬吉、もり まんきち、1883年(明治16年)3月8日[1][2] - 没年不明)は、明治時代後期から昭和時代前期の台湾総督府官僚。台南市尹。花蓮港庁長。
経歴
東京府荏原郡馬込村(馬込町、東京市大森区を経て、現東京都大田区)に生まれる[1][2]。1907年(明治40年)3月、台湾総督府雇となり、同年7月、文官普通試験に合格する[1]。1908年(明治41年)4月、統計講習会を修了し、土木局勤務を拝命する[1]。ついで臨時台湾工事部書記、土木局庶務課勤務、台北庁属、内務局土木課庶務係長などを経て、1924年(大正13年)12月、新竹州苗栗郡守となる[1]。1926年(大正15年)1月、台南州虎尾郡守、1928年(昭和3年)9月、台中州豊原郡守を経て[1]、1932年(昭和7年)4月、台南市尹に就任[2]。1933年(昭和8年)10月、花蓮港庁長に転じ、1934年(昭和9年)9月に退官した[2]。退官後は、嘉南大圳理事や台湾拓殖台南支店長を務めた[2]。
脚注
参考文献
- 原幹次郎『自治制度改正十周年紀念人物史』勤労と富源社、1931年 。
- 台湾新民報社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1937年 。
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