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桜井哲夫 (社会学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/10 06:59 UTC 版)

桜井 哲夫
人物情報
生誕 (1949-11-04) 1949年11月4日
日本栃木県足利市
出身校 東京外国語大学東京大学
学問
研究分野 社会学
研究機関 広島大学東京経済大学
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桜井 哲夫(さくらい てつお、1949年11月4日[1][2]- )は、日本社会学者東京経済大学名誉教授。専門は、近現代社会史、社会思想史、現代文化論。

経歴

1949年、栃木県足利市で生まれた[2]東京外国語大学外国語学部フランス語科で学び、1973年に卒業。東京大学大学院社会学研究科国際関係論専攻に進学し、1979年に博士課程を単位取得退学

1979年に広島大学総合科学部助手に採用された。1981年、東京経済大学経済学部専任講師に就いた。1982年に同助教授、1991年に同教授昇格。1995年からは同コミュニケーション学部教授[2]。2018年3月、東京経済大学を退職し、4月に名誉教授となった[2]

実家は鎌倉時代から続く時宗寺院の真教寺で、2002年より住職も務めている[2][3]

著書

単著

  • 知識人の運命:主体の再生に向けて』三一書房 1983
  • 『「近代」の意味:制度としての学校・工場』日本放送出版協会(NHKブックス) 1984
  • 『ことばを失った若者たち』講談社現代新書 1985
  • 『家族のミトロジー新曜社 1986
  • 『思想としての60年代』講談社 1988
    • 文庫化 ちくま学芸文庫 1993年
  • 『サン・イヴ街からの眺め:フランス社会ウォッチング』岩波書店 1989
    • 文庫化 ちくま学芸文庫 1993年
  • 手塚治虫:時代と切り結ぶ表現者』講談社現代新書 1990
  • メシアニズムの終焉:社会主義とは何であったのか』筑摩書房 1991
  • 増補改題『社会主義の終焉:マルクス主義と現代』講談社学術文庫 1997
  • ボーダーレス化社会:ことばが失われたあとで』新曜社 1992
  • 『可能性としての「戦後」』講談社選書メチエ 1994
    • 増補版 平凡社ライブラリー 2007年
  • 『TV 魔法のメディア』ちくま新書 1994
  • フーコー:知と権力』(現代思想の冒険者たち 26) 講談社 1996
    • 再版 講談社(新装セレクト版) 2003年
  • 不良少年』ちくま新書 1997
  • 『<自己責任>とは何か』講談社現代新書 1998
  • 『戦争の世紀:第一次世界大戦と精神の危機』平凡社新書 1999
  • フーコー 知の教科書』講談社選書メチエ 2001
  • 『アメリカはなぜ嫌われるのか』ちくま新書 2002
  • 『「戦間期」の思想家たち:レヴィ=ストロースブルトンバタイユ』平凡社新書 2004
  • 占領下パリの思想家たち:収容所と亡命の時代』平凡社新書 2007
  • 今村仁司の社会哲学・入門 ―目覚めるために』講談社 2011
  • 『一遍と時衆の謎:時宗史を読み解く』平凡社新書 2014
  • 『廃墟の残響:戦後漫画の原像』NTT出版 2015
  • 一遍 捨聖の思想』平凡社新書 2017
  • 『世界戦争の世紀 :20世紀知識人群像』平凡社、2019
  • 『阿弥衆:毛坊主・陣僧・同朋衆』平凡社 2023

共著

  • 『入門講座デジタルネットワーク社会:インターネット・ケータイ文化を展望する』大榎淳・北山聡共著、平凡社 2005
  • G.Mathews, B.White(ed.), Japan's Changing Generations, London,Routledge, 2003, Paperback edition, 2006

訳書

脚注

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ a b c d e 桜井哲夫教授履歴ならびに研究業績」『コミュニケーション科学』第49巻、東京経済大学コミュニケーション学会コミュニケーション科学編集委員会、2019年2月、5-21頁、ISSN 1340-587XNAID 400220038932021年10月31日閲覧 
  3. ^ 『一遍と時衆の謎』p237。
学職
先代
田崎篤郎
東京経済大学
コミュニケーション学部学部長

2000年 - 2001年
次代
猪狩誠也



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