格闘技の「外套と短剣」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 14:28 UTC 版)
「外套と短剣」の記事における「格闘技の「外套と短剣」」の解説
歴史的なヨーロッパの格闘技(Historical European martial arts)において、「外套と短剣」という言葉は文字通りの意味、つまり、片手で短剣を、片手で外套を巧みに使うことを指す。外套の目的は、短剣の存在または動きを見えなくするため、剣を振り回すことから少しでも身を守るため、敵の武器の動きを制限するため、相手の気を散らすためである (要は、盾の一種である)。外套と短剣の使用は、隠すことが不可能な剣やレイピアと対称的に、フェアとは見なされなかった。ただし、護身術や暗殺術としては有用である事から、「外套と短剣」はパレア・ヒターナといったヨーロッパのナイフ術に見られるほか、南米のガウチョの武術にも見られる。ガウチョの場合はコートではなくポンチョを用いる。現代の護身術でも上着を防御に使うのは有用な方法とされている。
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