板札
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 21:36 UTC 版)
板札(いたざね)。平安時代以来使用されてきた胴丸は、小札(こざね)と呼ばれる鉄や革製の小さな板を紐等で縦横に綴じて作られており、その作成は複雑で手間のかかるものであった。そこで、生産の簡易化を図るため、小札の横一段を一枚の板で作成する板札が生み出された。板札は制作が比較的容易であるとともに一枚板であるため、小板より強固であり防御性にも優れていた。この板札を紐などで縦に繋ぎ合わせたり鋲で留めるなどして、胴本体・袖・錣(しころ)等の各部を構成する。
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