東郷位照
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/03 09:53 UTC 版)
東郷 位照(とうごう たかてる )は、薩摩藩士。剣術示現流第四代東郷実満の長男。当初、嗣子であったが、廃嫡。
- ^ 「平姓東郷氏支族系図」では藤後左衛門とあるがこれは誤り。「鹿児島市史Ⅲ」ではそこを踏まえて藤五左衛門としている。
- ^ 将軍家世子・徳川家重の元服によるもの。江戸時代には、将軍の諱やその字の訓読みは藩主レベルでも将軍が下賜しない限り使用しない慣習があり、長州藩の毛利重就や桑名藩の松平定猷のように、藩主でも改名や読みを変える場合があった。薩摩藩では将軍や藩主の本名の字を使ってならないという藩法がある(「薩藩政要録」参照)。これにより通字が「重」の字であった薩摩の渋谷氏一族(実満・位照父子のほか、入来院重教(定恒)など)はいっせいに改名している。
- ^ 東郷家系図は同母兄弟とするが、位照の弟子である久保之英の「示現流聞書喫緊録附録系図」は異母兄弟とし、この経緯を詳しく述べている。
- ^ 現在の宮崎県宮崎市高岡町、国富町の一部、綾町の一部を含む地域
- ^ 「示現流兵法書」(宝暦10年)等
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