東栄町立博物館とは? わかりやすく解説

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東栄町立博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 08:12 UTC 版)

東栄町立博物館
Toei Town Museum
愛知県内の位置
施設情報
開館 1969年4月1日[1][2]
所在地 449-0214
愛知県北設楽郡東栄町大字本郷字大森1番地
位置 北緯35度04分06.3秒 東経137度42分16.3秒 / 北緯35.068417度 東経137.704528度 / 35.068417; 137.704528座標: 北緯35度04分06.3秒 東経137度42分16.3秒 / 北緯35.068417度 東経137.704528度 / 35.068417; 137.704528
外部リンク 東栄町立博物館
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東栄町立博物館(とうえいちょうりつはくぶつかん)は、愛知県北設楽郡東栄町大字本郷にある郷土博物館東栄町博物館(とうえいちょうはくぶつかん)と表記されることもある。

施設

周辺は総合社会教育文化施設として一体的に整備されている。東栄町立博物館は1969年(昭和44年)に、東栄町立民芸館は1992年(平成4年)に建設された。

東栄町立博物館

東栄町立博物館に隣接する花祭会館

1967年(昭和42年)に明治100年の記念事業として東栄町が設立し[3]、1969年(昭和44年)4月1日に開館した[4][5][1]。開館に先立っては、岐阜県高山市の民俗資料館、長野県木曽郡木曽福島町の民俗資料館などの先進施設を視察している[6]。1971年(昭和46年)頃からは愛知県内外の自治体で郷土館や民俗館を設置する機運が高まり、教育委員や文化財保護委員など多くの視察者を受け入れていた[4]

鉄骨造2階建[1]。延床面積306.5m2[1]。1987年時点で1,780点の資料を[1]、2001年時点で約2,500点の資料を[7]収蔵している。1階には、古生代中生代新生代に分類された化石類、岩石や鉱物の標本鳥類哺乳類剥製標本が展示されており[2]、特に新生代第三紀層の化石が充実しているとされる[7]。2階には、郷土史家の馬場強が寄贈した化石約1000点が展示されている[2]

東栄町立民芸館

東栄町立民芸館

1992年(平成4年)には東栄町立民芸館が開館した[8]

かつての三河地方山間部では生理や出産が不浄なものとされ、生理中や出産間際の女性は家族と寝食を別にして産小屋内で自炊生活を送っていた[9]。民芸館の館内には「長岡の産小屋」が移築復元されており[3]、愛知県下に現存する唯一の産小屋として1967年(昭和42年)に愛知県指定有形民俗文化財に指定された[9]

民俗館(現存せず)

かつては1884年(明治17年)竣工の東栄町立本郷小学校旧校舎を利用した民俗館があったが、1992年(平成4年)には東栄町立民芸館に建て替えられた。東栄町立本郷小学校旧校舎は明治の建築物としては類を見ない立派な建物であり、民俗館として使用するために移築している[6]木造2階建[1]。延床面積330m2[1]。1987年時点で9,300点の資料を収蔵していた[1]

利用案内

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 『愛知の博物館』(第6版)愛知県博物館協会、1987年、p.70
  2. ^ a b c 『愛知の博物館』(新訂初版)愛知県博物館協会、1989年、pp.162-163
  3. ^ a b 『ふるさとの文化遺産 郷土資料事典 23 愛知県』人文社、1997年、p.211
  4. ^ a b 『東栄町博物館・民俗館』東栄町総合文化センター、1973年、p.1
  5. ^ 中日新聞社開発局『東海の博物館 郷土資料のすべて』(改訂版)中日新聞本社、1980年、p.96
  6. ^ a b 『東栄町博物館・民俗館』東栄町総合文化センター、1973年、p.5
  7. ^ a b 愛知県博物館協会・名古屋市博物館(編)『愛知のミュージアム 公式ガイドブック』アム・プロモーション、2001年
  8. ^ 東栄町誌編集委員会『東栄町誌 自然・民俗・通史編』東栄町、2007年、p.1419
  9. ^ a b 長岡の産小屋【ながおかのさんごや】 文化財ナビ愛知
  10. ^ a b 博物館 東栄グリーンハウス

参考文献

  • 愛知県博物館協会・名古屋市博物館(編)『愛知のミュージアム 公式ガイドブック』アム・プロモーション、2001年
  • 中日新聞社開発局『東海の博物館 郷土資料のすべて』(改訂版)中日新聞本社、1980年
  • 東栄町誌編集委員会『東栄町誌 自然・民俗・通史編』東栄町、2007年
  • 『愛知の博物館』(第6版)愛知県博物館協会、1987年
  • 『愛知の博物館』(新訂初版)愛知県博物館協会、1989年
  • 『東栄町博物館・民俗館』東栄町総合文化センター、1973年
  • 『ふるさとの文化遺産 郷土資料事典 23 愛知県』人文社、1997年

外部リンク


東栄町立博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/29 02:30 UTC 版)

花祭会館」の記事における「東栄町立博物館」の解説

1階には、古生代中生代新生代分類され化石類、岩石鉱物標本鳥類哺乳類剥製標本展示されている。2階には、郷土史家馬場強が寄贈した化石1000点が展示されている。

※この「東栄町立博物館」の解説は、「花祭会館」の解説の一部です。
「東栄町立博物館」を含む「花祭会館」の記事については、「花祭会館」の概要を参照ください。

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