李鍾元とは? わかりやすく解説

李鍾元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 05:32 UTC 版)

イ・ジョンウォン

李 鍾元
生誕 (1953-08-10) 1953年8月10日(71歳)
韓国 大邱広域市
住居 日本
国籍 韓国
民族 朝鮮民族
出身校 ソウル大学校工学部(中退)
国際基督教大学教養学部(卒業)
職業 政治学者、大学教授
肩書き 早稲田大学名誉教授、立教大学名誉教授
受賞 第13回大平正芳記念賞
アメリカ学会清水博賞
米国歴史家協議会外国語著作賞
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李 鍾元(イ・ジョンウォン、り しょうげん[1]이종원、Lee Jong Won、1953年8月10日[2] - )は、日本在住の韓国政治学者早稲田大学名誉教授。立教大学名誉教授。国際政治学専攻。

在籍する早稲田大学やマスメディアでは、名前の表記を李鍾元(リー・ジョンウォン)として活動している。しばしば「李元」と誤記される。

略歴

韓国・大邱広域市出身[2]。1974年ソウル大学校工学部中退後、1982年来日。1984年国際基督教大学教養学部卒(指導教授は斎藤眞)。1988年東京大学大学院法学政治学研究科政治学専攻修士課程修了(指導教官は坂本義和)。博士(法学)。1988年東京大学法学部助手、1911年東北大学法学部助教授、立教大学法学部教授を経て、2012年4月から2024年3月まで早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。

1998年から2000年まで米国プリンストン大学客員研究員を務めた。朝日新聞アジアネットワーク客員研究員も務めた。

研究分野

国際政治学を専攻し、研究テーマは「冷戦期の東アジア国際関係」。1991年3月東京大学法学部に提出した助手論文の題目は、「戦後アジアにおける米国の『地域統合』構想と韓日関係一九四五-一九六〇」である[3]。特にアメリカのアジア政策、アジアの地域主義・地域統合、戦後の日本・アジア関係史、現代大韓民国政治など東アジアの国際政治を専門とする。

1996年『東アジア冷戦と韓米日関係』で第13回大平正芳記念賞、第1回アメリカ学会清水博賞、米国歴史家協議会外国語著作賞を受賞。

「東アジアでは現在も冷戦が終わっていない」との観点から、東アジア(中国台湾朝鮮半島)と日本・アメリカの関係を読み解く議論を展開している。

著書

単著

共編著

脚注

  1. ^ 李鍾元, 1953-”. 国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス. 2022年11月7日閲覧。
  2. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.353
  3. ^ 『東アジア冷戦と韓米日関係』東京大学出版会、1996年3月21日。 

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