朴漢済
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/03 00:33 UTC 版)
人物情報 | |
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生誕 | ????年??月??日![]() |
出身校 | ソウル大学 |
学問 | |
研究分野 | 隋唐史 |
研究機関 | ソウル大学 |
朴 漢済 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 박한제 |
漢字: | 朴 漢済 |
発音: | パク・ハンジェ |
朴 漢済(パク・ハンジェ、朝鮮語: 박한제)は、韓国の東洋史学者。ソウル大学名誉教授[1]。
専門は隋唐史。韓国における中国史研究の第一人者であり、日本の中国史研究者とも深い交流をもつ[2]。
人物
ソウル大学東洋史学科卒。ソウル大学東洋史学科教授[2]。
学外では、国家図書館客員教授、お茶の水女子大学客員教授、ハーバード燕京研究所客員教授、中国社会科学院客員教授、韓国中国学会会長など[3]。
カール・ウィットフォーゲル以来、北魏の歴史は胡族の漢化の歴史と説明され、その象徴として洛陽遷都が取り上げられたが、朴漢済は、胡族文化と漢文化がモザイク状に融合し、胡でも漢でもない新文化が創出されたという「胡漢体制(英語: Sino Barbarian Synthesis)」理論を提唱しており[4]、「胡漢体制(英語: Sino Barbarian Synthesis)」理論は中国や日本の中国史学界でも注目され、論争になっている[1]。「胡漢体制(英語: Sino Barbarian Synthesis)」理論は、韓国の中国史学界における唐史研究の代表的理論となっている[3]。
日本語翻訳
- 朴漢済 著、吉田光男 訳『中国歴史地図』平凡社、2009年1月1日。ISBN 458241107X。
脚注
- ^ a b “"당나라 황제 혈통은 유목민족… 도읍 장안성엔 오랑캐 문화 뒤섞여 있어"”. 朝鮮日報. (2019年8月29日). オリジナルの2021年10月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b 朴漢済 著、吉田光男 訳『中国歴史地図』平凡社、2009年1月1日。 ISBN 458241107X。
- ^ a b 朴漢済『大唐帝國的遺產:胡漢統合及多民族國家的形成』八旗文化、2020年9月9日。 ISBN 9789865524234。
- ^ 松下憲一 (2001年). “北魏の国家構造” (PDF). 北海道大学. p. 36. オリジナルの2021年12月5日時点におけるアーカイブ。
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