本川と支川の解釈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 23:29 UTC 版)
川が合流するとき、一方の川の方が距離が長く、流量も多い場合には、本川と支川の区別は明らかである。しかし、一方の川が距離は長いが流域が狭く、流量が少ないのに対し、他方の川は短いが流域が広く、流量が多いといった場合などは、支川と本川の区別がつけにくい。上流部ではどちらの川も小さいため、区別の難しいところも多い。 こうした場合、本川と支川を区別する決まった規則はない。例えばスイスでは、アルプスに源を発するライン川とアーレ川が合流しているが、アーレ川のほうがより多くの水を運んでくるにもかかわらずより距離の長いライン川を本川としている。また、ミシシッピ川上流では、より長いミズーリ川よりも、より多くの水量を集めるミシシッピ川のほうが本流とみなされる逆のケースもある。その他、歴史的事情で短い川のほうが本川となっている場合もある。
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