本宮神社縁起
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 08:59 UTC 版)
安倍貞任の一門の中に、本宮徳治郎という医者がいた。本宮徳治郎は鹿角に安住の地を求め、移住する際には安倍氏の守り神である清水観音、八幡大菩薩、帝釈天を背負ってきた。本宮は帝釈天を黒又山に祀り、巽の方向の草木八幡堂に八幡大菩薩を、丑寅の方向の大円寺境内に清水観音を祀った。更に、医師の守り神である薬師如来を一身に信仰し、遠くからでもお参りができるように黒又山に薬師堂を建立した。本宮神社の名が掲げられたのは明治になってからで、この地一帯に深く信仰を得て昔から薬師様として親しまれていた。黒又山頂上には薬師堂が鎮座していて、本尊は薬師如来である。
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