本城珠喜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/15 17:27 UTC 版)
| ほんじょう たまき 本城 珠喜 |
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第21回シルクロードS口取り式にて
(左から2人目、2016年1月31日) |
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| 本名 | 太田 珠々子(旧姓:北村) |
| 生年月日 | 1933年4月27日(92歳) |
| 出生地 | |
| 職業 | |
| 活動期間 | 1950年 - 1963年 |
| 活動内容 | 舞台 |
| 著名な家族 | |
本城 珠喜(ほんじょう たまき、1933年4月27日[1] - )は、日本の元女優、実業家、馬主。宝塚歌劇団37期生[1]。
星組に所属し[1]、娘役を演じた[3]。愛称はスー子[3]。夫は、内科医師で1993年の東京優駿(日本ダービー)優勝馬ウイニングチケットの馬主としても知られた太田美實。
経歴
1927年、京都府京都市にて[1]、北村たつの長女として[2]生まれる。母たつは美容師であり、大丸で美容室を開業していたほか[4]、京都府連合美容師会会長、京都市美容専修学校校長を務めた[2]。自身は京都府立第一高等女学校を卒業し[2]、1949年に宝塚音楽学校に入学[5]。卒業後、37期生として宝塚歌劇団に入団し、1950年4月の『ユング・ハイデルベルヒ』が初舞台となった[3]。
1963年7月30日付で宝塚歌劇団を退団[6]。1981年までに内科医(太田美實)と結婚し、家業である美容室の経営に携わる[7]。1991年時点で有限会社北村美容院の代表取締役[8]。
馬主活動
夫の美實とともに、日本中央競馬会(JRA)および地方競馬全国協会(NAR)の馬主としても知られる。勝負服の柄は赤、水色一本輪、袖黄縦縞で、美實の没後に継承した[9]。
エピソード
- 美實の所有馬で2008年のヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズの馬名は、宝塚歌劇団の演目「ASIAN WINDS! - アジアの風 -」より自身が命名した[1][10]。
- 2023年より、所有馬ダンスディレクターが「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」に繋養されているが、これは同ファーム代表の岩崎崇文の母が自身と同じく元タカラジェンヌの美雪花代であるという縁から「種牡馬引退後には引き受けてくれないか」と太田より話を持ち掛けられたことがきっかけであるという[11]。
主な所有馬
重賞競走優勝馬
太字は中央重賞。
- マイエンブレム(2009年六甲盃)
- エトワールドロゼ(2014年加賀友禅賞、2015年読売レディス杯)
- ダンスディレクター(2016年・2017年シルクロードステークス)
その他の所有馬
- ローマンレジェンド(美實の死去に伴い相続)
脚注
出典
- ^ a b c d e f g 日刊スポーツ 2016年5月1日号「馬主の必勝術」
- ^ a b c d 『大衆人事録』第20版 西日本篇 294頁
- ^ a b c 『宝塚おとめ』1954年度版 タカラヅカ・プチ・デイクシヨネール14頁
- ^ 『産経日本紳士年鑑』第3版 150頁
- ^ 上田(1976)13頁
- ^ 『宝塚歌劇舞台年鑑』1963年版 昭和三十八年・宝塚歌劇演目と解説13頁
- ^ 『タカラヅカ 華麗な舞台とスターを育てた70年』202-203頁
- ^ 『会員・特定商工業者名鑑』1991年版 791頁
- ^ “【フェブラリーS】ローマンに天国の先代馬主から後押し”. スポニチアネックス. スポーツニッポン] (2015年2月20日). 2025年11月15日閲覧。
- ^ “太田オーナー15年ぶりG1美酒/Vマイル”. 日刊スポーツ (2008年5月19日). 2008年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年11月16日閲覧。
- ^ 『週刊Gallop』2025年2月2日号 170頁
参考文献
- 本城珠喜のページへのリンク