木版本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 03:46 UTC 版)
金属活字本のほか、直指の木版本も現存している。刊記によると木版本は、高麗禑王4年(1378年)の6月に、驪州の鷲岩寺で白雲和尚の弟子の法隣により刊行された。この木版本は、禑王3年(1377年)に清州の興徳寺で刊行された金属活字本を底本としている。序文は1377年に成士達が書いたものをそのまま使用し、前部に1378年に李穡が書いた序文を加えて刊行した。 興徳寺で刷り出した金属活字本とは違い、鷲岩寺の本はコウゾで作った紙に刷った木版本で、金属活字本では地方の寺の印刷術が未熟で印出の部数に制限があり、多く刷ることができなかったかららしい。大きさは横15.8cm、縦21.4cmである。韓国の国立中央図書館にも同様な版本があるが、韓国学中央研究院(旧・韓国精神文化研究院)が所蔵しているものが印刷状態が良く2個の序文があり、より完全な形態である。
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