木村 大とは? わかりやすく解説

木村大

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/02 07:46 UTC 版)

木村 大(きむら だい、1982年2月15日 - )は、茨城県美浦村(公式サイトでは土浦市)出身の、日本のクラシックギタリスト土浦日本大学高等学校卒業。

人物・来歴

5歳からギタリストである父・義輝に師事。音楽理論ソルフェージュを学ぶ。

1988年小学校1年全国学生ギターコンクール小学生低学年の部で1位に輝きその名が全国に知れ渡る。

その後も1992年同じく小学高学年の部でも優勝。

中学生時代1995年から1997年にかけて第20回学生ギターコンクール中学生の部優勝。同時に全部門での最優秀者に贈られるGLC賞を受賞。第11回ジュニアギターコンクール最優秀賞。第13回スペインギターコンクール第1位。

1996年、ギターコンクールでは世界最高水準といわれる東京国際ギターコンクールにおいて、わずか14歳、史上最年少で優勝。ギターの練習のために中学校の修学旅行には不参加。迷わずに進み続けた、少年らしからぬ超絶したテクニックと豊かな表現力が、認められた結果となった。この頃から、彼の本来の強靭なタッチと弱音の表現の幅は、十分な情緒を歌い上げる。

1999年、17歳の時に、「ザ・カデンツァ17」でCDデビュー、クラシックCDとしては大ヒットと言える5万枚を売り上げる。このCDでは、アメリカのギタリスト、アンドリュー・ヨークの作品を数曲取り上げている。彼とは共演して、親交を結んでいる。

2002年4月から2004年3月まで、英国王立音楽院に留学。また帰国後第1弾として、NHK交響楽団との2夜連続競演も果たす。

兄の影響でヘヴィメタルも好んでおり、2000年にはギター雑誌『YOUNG GUITAR』でイングヴェイ・マルムスティーンと対談[1]。イングヴェイのアルバム「War To End All Wars」(日本盤)の解説文を執筆している。こうしたロック好きである事もあり、2013年3月にはジミ・ヘンドリックスレッド・ツェッペリンヴァン・ヘイレンランディ・ローズなどのカヴァー曲を収録したアルバム『HERO』をリリースし、BOWWOW山本恭司がプロデュースするギターインスト企画『六弦心Vol.2』に「竹田の子守唄」で参加している。

ディスコグラフィ

アルバム

  1. ザ・カデンツァ17(1999年10月21日)
  2. 駿馬(2000年10月18日)
  3. DAI(2001年1月11日)
  4. アランフェス(2002年3月20日)
  5. 木村大ベスト・セレクション(2004年11月17日)
  6. カリフォルニアの風(2005年7月20日) - アンドリュー・ヨークとのコラボレーションアルバム
  7. ロンドン・エッセイ(2006年9月20日)
  8. INFINITY mugen-DAI(2009年9月30日)
  9. HERO(2013年3月21日)
  10. ONE(2014年5月21日)
  11. ECHO(2016年1月27日)
  12. Ross Nero(2018年6月6日)
  13. memory-go-round(2021年3月10日)

DVD

  • DAI (2001年1月11日)

脚注

  1. ^ YOUNG GUITAR(シンコーミュージック・エンタテイメント) 2001年1月号 115~117p

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