有限射
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 03:22 UTC 版)
代数幾何学において、2つのアフィン多様体 の間の有限射(ゆうげんしゃ、英: finite morphism)とは、稠密な正則写像であって、座標環に誘導される写像 が単射準同型でこれにより が の整拡大になるもののことを言う[1]。この定義は準射影多様体に対して次のように一般化できる。準射影多様体の間の正則写像 が有限であるとは、任意の点 に対してあるアフィン近傍系 V が存在し、 がアフィンかつ が先ほどの意味で有限射になることを言う[2]。
- ^ Shafarevich 2013, p. 60, Def. 1.1.
- ^ Shafarevich 2013, p. 62, Def. 1.2.
- ^ Hartshorne 1977, Section II.3.
- ^ Stacks Project, Tag 01WG.
- ^ Stacks Project, Tag 01WG.
- ^ Stacks Project, Tag 01WG.
- ^ Grothendieck, EGA IV, Part 4, Corollaire 18.12.4.
- ^ Grothendieck, EGA IV, Part 3, Théorème 8.11.1.
- ^ Stacks Project, Tag 01WG.
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