有綱の妻について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 09:01 UTC 版)
「義経の聟」の意味については、『愚管抄』(巻五)に関白藤原基実が「信頼が妹に聟とられて有ければ」(基実は信頼の妹と結婚して信頼の聟となった)とあるように、妹の夫=聟を意味する場合もあり、この場合「義経の聟」は妹聟であると考えられる。逃亡した有綱が潜んでいたのは義経の母常盤御前に縁のある大和国宇陀郡であり、都で常盤と義経の妹(有綱の妻と推測される)が鎌倉方に捕らわれた12日後に有綱が潜伏先を襲撃されている事から、彼らもしくはその周辺から情報が漏れたものと思われる。また史料による根拠はないが、義経に対する佐藤継信・忠信兄弟の普通でない奉仕ぶりから、有綱の妻は平泉時代に義経と佐藤兄弟の姉妹との間に生まれた娘であるとする説もある。
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