ゆうすいしょうたい‐がんないレンズ〔イウスイシヤウタイ‐〕【有水晶体眼内レンズ】
読み方:ゆうすいしょうたいがんないれんず
眼球内に挿入される人工レンズ。また、それによる屈折矯正手術の総称。水晶体を残したまま、前房(角膜と虹彩の間)、または後房(虹彩と水晶体の間)に挿入する。角膜が薄い、強度の近視・乱視などの理由でレーシックが不適応と判断された人でも有効な場合がある。フェーキックIOL(phakic intraocular lens)。インプランタブルコンタクトレンズ。永久コンタクトレンズ。眼内コンタクトレンズ。眼内レンズ。
[補説] 日本では米国スターサージカル社製の人工レンズICL(Implantable Collamer Lens、登録商標)が最初に承認されたため、この後房型の治療法をICLと呼称する場合がある。
有水晶体眼内レンズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 20:10 UTC 版)
有水晶体眼内レンズ(英: Phakic Intraocular lens)は主に強度の近視矯正を目的に、有水晶体のまま眼内レンズを挿入する際に使用する眼内レンズである。眼内コンタクトとも呼ばれる。 有水晶体にて眼内レンズを挿入することにより、調節力を維持することが出来る。術後に不都合があった際には、容易に除去することもできる。薄い角膜厚、円錐角膜などの理由で、レーシックによる近視矯正が不適応と診断された場合にも施術可能。また、レーシック等の手術を組み合わせることにより、従来矯正ずれを起こしやすかった強度近視などに良好な矯正効果を得られるとされる。以前のような白内障などの合併症も減っており、欧米や韓国ではレーシックを凌ぐ勢いを持つ治療法である。
※この「有水晶体眼内レンズ」の解説は、「眼内レンズ」の解説の一部です。
「有水晶体眼内レンズ」を含む「眼内レンズ」の記事については、「眼内レンズ」の概要を参照ください。
- 有水晶体眼内レンズのページへのリンク