最良の出力依存アルゴリズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 18:21 UTC 版)
「凸包アルゴリズム」の記事における「最良の出力依存アルゴリズム」の解説
上記のように、入力サイズ n の凸包を見つける計算量は、Ω(n log n)を下限とする。ただし、一部の凸包アルゴリズムの計算量は、入力サイズ nと出力サイズ h (凸包上の点の数)の両方で決まる。このようなアルゴリズムは、出力依存アルゴリズム(英語版)と呼ばれる。h = o(n)の場合、これらは、Θ(n log n)アルゴリズムよりも漸近的に効率的と考えられる。 出力依存の凸包アルゴリズムの最悪時間計算量の下限は、平面の場合で Ω(n log h)であることが確立された。この最良の時間計算量を達成するアルゴリズムは複数ある。最初のものは、1986年にカークパトリックとサイデルによって発見された(彼らはそれを「究極の凸包アルゴリズム(英語版)」と呼んだ)。1996年には、さらに単純なアルゴリズム、チャンのアルゴリズム(英語版)がチャンによって開発された。
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