最後の客
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 14:35 UTC 版)
次に来たのはご隠居さん。 「ひどい埃じゃな。ちゃんとハタキをかけておかなくてはいかんよ」 小言を言いながら、傍らにある笛を手に取った。 「ホレ、見なさい。この笛なんか、穴に煤がたまっておる。買う前に掃除しなければ…指が抜けない!」 なんと、掃除しようと突っ込んだ指が抜けなくなったのだ。 「困るなぁ。それ、売り物なんだけど」「仕方がない。これ、幾らじゃ?」「お有難うござい!! 掛け値、掛け値…十万円です」「高すぎる! 貴様、足元を見たな?」「いいえー、手元を見ました」 安永3年(1774年)に出版された笑話本・「稚獅子」の一遍である『田舎者』。
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