書籍 Peopleware: Productive Projects and Teams
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/29 06:19 UTC 版)
「ピープルウェア」の記事における「書籍 Peopleware: Productive Projects and Teams」の解説
ピープルウェアに関して、おそらく最も有名で影響の大きいのはデマルコと Lister の書籍 Peopleware: Productive Projects and Teams であろう。ソフトウェアのコンサルタントだったトム・デマルコとティモシー・リスターは、プロジェクト管理のみならず、個々人の仕事の考え方と、会社の考え方との衝突、チームの結束(team jelling)、グループの化学反応(group chemistry)、会社のエントロピー、作業時間(flow time)、チーム化(teamicide)、(最適化のための)職場環境理論、などについて述べている。 本書の最初の章で、「われわれの抱える主要な問題は、そもそも技術的ではなく社会学的なものである」と述べ、たとえば職場環境の静かさや離職に伴うコストといった社会学的な問題、政治的な問題に取り組むとしている。 著者らは、多くのテーマを具体的な話題や情報に基いて原理として示し、たとえば、「スパゲッティ・ディナー」という章では、マネージャが新しいチームをディナーに招待し、チームの成功のために、食事を準備する、という話が紹介されている(フィクションだが、実話に近い話)。他の章でも現実的な話や様々な研究結果を示して、原理を説明しようとしている。
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