更級日記の逸文の記述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/07 13:58 UTC 版)
「譜 (源氏物語)」の記事における「更級日記の逸文の記述」の解説
鎌倉時代後期に成立した了悟による源氏物語の注釈書『幻中類林』の中から本文関係の記述を抜き出した書物「光源氏物語本事」(島原松平文庫蔵本)の中に伝えられる更級日記の逸文において、1021年ころに更級日記の作者である菅原孝標女が源氏物語全体を初めて手に入れて読んだときのことについて、現在の流布本である定家本系統の本文では「五十余まき櫃に入りて」となっているところが、「ひかる源氏の物がたり五十四帖に譜ぐして」(「譜」と呼ばれるものを手元に置いて〈読んだ〉)となっている。
※この「更級日記の逸文の記述」の解説は、「譜 (源氏物語)」の解説の一部です。
「更級日記の逸文の記述」を含む「譜 (源氏物語)」の記事については、「譜 (源氏物語)」の概要を参照ください。
- 更級日記の逸文の記述のページへのリンク