更新・代替
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 13:55 UTC 版)
1983年に、バランス釜設置用に穿たれた建物の給排気口用の穴を活かして、大規模なリフォームを必要とせずに更新設置可能な壁貫通型風呂給湯器が東京ガスによって開発された。その後、ガスターと日立化成がライセンス製造を手掛けて、それぞれをリンナイ(ホールインワン)およびノーリツ(バスイング)とハウステック(カベピタ)が引き継いで販売している。このような型の給湯器は、パックイン型風呂給湯器やホールインワン型風呂給湯器とも呼称される。 これは従来のバランス釜の給排気トップの寸法内に給湯器本体を格納することで、浴槽内にあった風呂釜部分のスペースを不要とし、その分だけ大きな浴槽を設置可能にしている。この方式の給湯器は給湯だけを行う給湯専用機と、給湯と浴槽の追い焚きの両方が可能な風呂給湯器が生産されている。 壁貫通型風呂給湯器は、リモコン制御で完全自動での湯張り・水位または湯量の設定・沸きあげ・保温・足し湯等の制御を可能にしていて、保持している機能の組み合わせによって「フルオート」・「オート」・「マニュアル」・「給湯専用」に分類される。ただし、制御用にAC100V電源を必要とする。このため、内線規程により浴室内にはコンセントが設置不可能なこともあって、電源コードを壁や天井を貫通するように加工して浴室外に設置した電源に接続させる必要がある。なお、公営住宅などの場合にはこれらの施工が許可されずに壁貫通型風呂給湯器を設置できない場合が多い。
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