暦書
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「暦書 (ノストラダムス)」の記事における「暦書」の解説
暦書はカレンダー形式になっている。月の冒頭には、その月に関する四行詩が添えられている(後出の#予兆詩参照)。各日には守護聖人や祝日が記載され、数語程度の簡潔な予測が添えられている。例えば、「8日、この日は、霧が出ます」「10日、誰かが死にかけます」などである(予測は数日分にまたがって記載される場合もある)。 ノルマンディー地方のコタンタン半島の地方領主グーベルヴィルなどのように、ノストラダムスの暦書を一種の農事暦として使っていた者がいたことも指摘されている。
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暦書
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「ピエール・ド・ラリヴェ2世」の記事における「暦書」の解説
ラリヴェ2世名義の占星術的な暦は1618年から毎年のように上梓されていたというが、現在確認できる最初のものは『大予言付き1622年向けの暦 Almanach avec grandes prédictions pour l’année 1622 』である。以降、若干タイトルの異なるものも含め毎年のように出版された。1633年にはタイトルにティコ・ブラーエが加わり、『ティコ・ブラーエの計算に基づき算定され、ピエール・ド・ラリヴェによって解釈された1633年向けの占星術的観測あるいは暦 Observations astrologiques, ou Almanach pour l’An de notre Salut Mil six cents trente-trois...Supputé suivant le calcul de Tycho-Brahe & interprété ...par Pierre De-Larivey 』となった(このタイトルの暦は以降1645年向けまでほぼ毎年出された)。並行して閏年の1640年と1644年には『ティコ・ブラーエの計算に基づいて故ピエール・ド・ラリヴェによって算定された日用大暦 Le Grand Almanach journalier 』が刊行されている(同名の暦書は上記の通りラリヴェ3世によって1648年にも出されている)。 また、より長期の予言として、『1623年から1641年までの…19年間の予言と全般的占筮 Prédictions et pronostications généralles, pour dix-neuf ans』が上梓されている。これは、年代の異なるバージョンが何度も刊行された(「1623年から1641年まで」「1624年から1642年まで」「1625年から1643年まで」「1628年から1646年まで」「1630年から1648年まで」「1639年から1657年まで」「1642年から1660年まで」など)。 以上は全てトロワで出版されたものである(そのほとんどは青本の版元として知られるクロード・ブリダンが手掛けた)。しかし、彼の名を用いた暦書の出版はトロワにとどまらなかった。リヨンでは、『1627年向けの理想的な暦 La Perle des Almanachs pour l’an de grâce 1627』が刊行されたのを皮切りに、以降1688年まで断続的に暦書が刊行された。またポワチエでは『ピエール・ド・ラリヴェ2世師によって構成され、ジャン・プチとガルニエによって校訂された閏年1628年向けの暦』が、ルーアンでは『1640年から1648年までの…より記憶されるべき出来事の予言と占筮』が出版された。ほか、パリやニオールでも暦書が刊行されている。 1671年になると、マルセイユの出版業者クロード・ガルサンによって『ピエール・ド・ラリヴェ2世師による1671年向けの歴史的日用暦 Almanach journalier & historial (sic.) pour l’an de grâce 1671』が刊行されている。ガルサンは1673年にも類似の暦を出版した後、1695年に再び暦書を刊行した。この年以降1741年向けまで、マルセイユでは毎年のようにピエール・ド・ラリヴェ名義の暦が刊行されることになる。それからしばらくは(途中1770年代に数点刊行されたのを除いて)若干間が空くが、1811年以降再びマルセイユ、アヴィニョン、カルパントラなどで毎年のようにラリヴェ名義の暦が出されるようになり、それは1913年向けまで続いた。
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