暗黙の誘導・統制とループ(Implicit Guidance & Control, Feedforward / Feedback Loop)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 08:09 UTC 版)
「OODAループ」の記事における「暗黙の誘導・統制とループ(Implicit Guidance & Control, Feedforward / Feedback Loop)」の解説
従来の線形モデルにおいては、この実行の段階で意思決定プロセスは終了する。しかし、OODAループにおいては、再び「観察」段階に戻り、行動の結果を判定して、次の「情勢への適応」に続けることとなる。 なお実際には、OODAループが順序通りに進むのは例外的パターンにすぎない。特にODAの部分については、ボイドのOODAループの最終版では「暗黙の誘導・統制」により「意思決定」を飛ばして進むことが理想的とされており、順序通り進められるのは、暗黙的な指示が十分でないときに限られる。これは、大部分の意思決定は暗黙的になされており、またそうあるべきであることを意味している。多くの場合、明示的な意思決定の必要はなく、情勢判断が直接に行動を統制する。ビジネススクールで典型的に教えられるタイプのフォーマルな意思決定は、経験が浅いときにのみ必要とされるにすぎない。
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