普通車用の坂道発進補助装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 01:38 UTC 版)
「坂道発進補助装置」の記事における「普通車用の坂道発進補助装置」の解説
従来は大型車用途の装置が多かったが、2000年代からは普通車用途でも「オートパーキング」、「ヒルスタートアシスト」などの名称を持つ坂道発進補助装置が装備されることが多くなった[いつ?]。坂道発進が難しいとされるMT車をはじめ、トルクコンバータを持たないAT車で装備が拡大している。ほとんどの場合は姿勢制御装置(例:ESP、VSC、VDC)のブレーキ圧制御を利用し、停止時のブレーキ圧を記憶する方式である。近年[いつ?]普及してきたデュアルクラッチトランスミッション(例:フォルクスワーゲンのDSG)ではクリープ現象を擬似的に再現する場合があるが、急な坂道では力が弱く後退してしまうため、その欠点を補うものとして装備されている。通常のトルクコンバータを持つAT車でも操作性を向上させるため装備されることも多くなった。プリウスなどトヨタ自動車のハイブリッドカーでは車輪直結型のモーターを制御し、モーターのトルクで後退を防止する機能を持たせている。
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