時代・舞台設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:59 UTC 版)
「帰ってきたウルトラマン」の記事における「時代・舞台設定」の解説
本作品の具体的な年代は劇中では明示されていない。非日常的な場所でのロケを多用し、「近未来」や「無国籍」を演出していた前2作品と比べると生活感のある場所での映像が多く、放映年代と同じ1970年代初頭の日本が意識されている。これは、前2作は海外販売が前提に制作されていたが、本作品は純粋な日本国内向けに制作されているためである。劇中で映る日付や、語られる第二次世界大戦の体験など、現実の日本と重ねた演出が散見される。また、国外の描写はほとんどなく、MATの他国支部の活動もわずかに語られるのみである。 ウルトラ兄弟などの設定により、作品世界は他のウルトラシリーズ作品と繋がっているとされているが、劇中では前2作の作品世界との関係は明示されておらず、バルタン星人Jr.やゼットンの登場、第38話でのハヤタとモロボシ・ダンの登場で暗示されているのみである。また第51話では、郷秀樹が夢の中で初代ウルトラマンとゼットンの戦いを見る場面に『ウルトラマン』第39話の映像が流用されている。 一方、後述のように次作『ウルトラマンA』第10話で本作品の後日談、第12話では本作品の第26話での出来事が語られた他、『ウルトラマンタロウ』や『ウルトラマンレオ』では郷が登場することから、第2期ウルトラシリーズはすべて同一世界であることが明示されている。
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