昇段基準の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 14:51 UTC 版)
平成10年(1998年)11月に昇段基準が制定された当初、三段以下の実力による昇段基準は以下のものであったが、令和2年(2020年)4月に改定され、同時にB級以下各級の大会出場基準も変更となった(四段以上の昇段基準と、功労・名誉による昇段基準に変更はなかった)。 令和2年(2020年)3月までは、無段は段位取得を目指す選手が出場するD級と初心者が出場するE級に分けられていた。E級からD級への昇級要件は特に定められていなかったため、初心者はE級を経ずD級から始めることが可能であったが、E級(またはそれに相当する初心者大会など)での入賞(または優勝)をD級への昇級要件として課しているかるた会が多かった。また、B級には二段と三段が含まれていたため、B級3位入賞では二段から三段への昇段は可能でも、出場する級が変わらないこともあった。 昇段基準変更に伴う移行措置として、令和2年(2020年)4月から2022年3月までは昇段基準変更前に出場していた級で大会に参加することが可能である。この場合も、2022年4月以降は、段位に合わせて級位が変更となる。 また、同移行期間中に限り以下の特別昇段基準が設けられている。これにより、変更前の基準で出場した級において、B~D級4位入賞(ベスト8)で昇段し変更後の基準でも同じ級に出場できるようになるほか、B級優勝やC・D級3位入賞(ベスト4)では2段階昇段し昇級することが可能である。初段…D級ベスト8(4位)入賞 二段…C級ベスト8(4位)入賞 三段…B級ベスト8(4位)入賞 2020年3月以前の実力による昇段基準(三段以下)と出場級級位段位実力による昇段E 無段(初心者) D 無段(初段を目指すもの) C 初段 1.D級3位入賞(ベスト4)2.各会の代表者が実力相応と認める者 B 弐段 1.C級3位入賞(ベスト4)2.各会の代表者が実力相応と認める者 参段 1.B級3位入賞(ベスト4)2.各会の代表者が実力相応と認める者
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