日観上人(にっかんしょうにん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 06:15 UTC 版)
「子育て幽霊」の記事における「日観上人(にっかんしょうにん)」の解説
遠江国西部(静岡県湖西市)で野末八百四郎の内儀が出産の前に亡くなった。その内儀は箕輪の乙山に葬られた。その日より、遠江国本興寺(静岡県湖西市鷲津)門前の飴屋に若い女が飴を買いに現れるようになった。飴屋の主人はあとをつけたが、墓地の近くまでしか分からなかった。その若い女は7日間買いに来たが、話を聞いた八百四郎と飴屋の主人はとうとうその女が墓地に葬られていることとそこで男の子を出産していたこと知った。その後、その男の子は僧侶となり、享保6年(1721年)、法華宗陣門流の本山本興寺第17代住職になる。これが日観上人である。これにちなんで再現された飴がJR鷲津駅近くで「子育て飴」の名で売られている。
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