日本以外の地域での災害伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 08:10 UTC 版)
「災害伝承」の記事における「日本以外の地域での災害伝承」の解説
インドネシアのシムル島(Simeulue)では1907年に起きた地震・津波で多くの犠牲者が出た際の経験と教訓が Smong(シムル語(英語版)で〈津波〉)という名で語り継がれ、インドネシアの多くの地域で甚大な被害が出た2004年のスマトラ島沖地震の際には潮が引いたら高台に避難するなどの策が実践された結果、島の総人口約7千800人のうち死者は7人、負傷者は88人に抑えることができた。この2004年スマトラ島沖地震ではインド領アンダマン諸島にも影響が及んだが、この地域の先住民であるオンゲ族の間にも津波に関する伝承が存在し、高台への避難が実行されオンゲ族のほぼ全員が生き延びたと見られている。
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