旌券(せいけん・りょけん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 01:31 UTC 版)
「十二国」の記事における「旌券(せいけん・りょけん)」の解説
戸籍のある土地を離れた人間の身分を証明する小さな木片。所属する里の府第から貰う。十二国世界で唯一、所持者の戸籍や身元を証明してくれる身分証明書である。表には本人の姓名が記される。裏には発行した役所の名称と共に時に身元保証人の名前を書く。正式に旌券を発行するときは旌券を戸籍の上に重ねて小刀で3つの傷を付けておき、必要な場合には本物かどうか照合する。十二国世界では、隣町まで出かけただけでも戸籍と違う行政区分へ行くと身分保護を受けられないため、お使いをする年頃になると皆が旌券を所持している。所属する里を出てから7年経つと客死したものとみなされ旌券を没収される。但し、本人が正規の旌券を持ってどこかの府城に駆け込めば元に戻してくれる可能性がある。旌券を失う事は戸籍を失うのと同じ意味を持つ。
※この「旌券(せいけん・りょけん)」の解説は、「十二国」の解説の一部です。
「旌券(せいけん・りょけん)」を含む「十二国」の記事については、「十二国」の概要を参照ください。
- >> 「旌券」を含む用語の索引
- 旌券のページへのリンク