施術法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 15:46 UTC 版)
鍼は必ず垂直に刺入する。もぐさを安定して巻き付けるためには、筋肉内に2cmくらい刺す必要がある。胸部の一部や肩の肩井穴など、すぐ下に肺があるところは、施術しない方がよい。腹部に施術するときは、呼吸によって鍼が上下したり傾いたりしやすいので、燃えている間は目を離さないようにすべきである。 もぐさの玉は直径2cmくらい、0.3g程度のものがよい。鍼灸院御用達商人の所にある、すぐ鍼にさして使える灸頭鍼用切りもぐさを使うのもよい。普通は、もぐさと皮膚の間に4cmくらいの隙間があるため、ひどく熱くなったりやけどをしたりすることはないが、鍼が傾いたり、もぐさが落ちたりするとかなり重い火傷になるので、患者には決して動かないように指示し、もぐさが燃え尽きて冷めるまで、十分注意しなければならない。
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