施行前の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/20 01:03 UTC 版)
一番の注目を集めたのは3歳牝馬のブエナビスタであった。この年桜花賞と優駿牝馬の2冠を制していたが、秋は降着や展開に恵まれないなどして惜敗が続いていた。陣営はこのレースに向け、主戦の安藤勝己から横山典弘に乗り換え、新しい一面を引き出そうとしていた。3歳馬はほかにも皐月賞馬のアンライバルド、菊花賞馬のスリーロールス、ダービー2着で悲願のGI獲りを目指すリーチザクラウン、充実を見せているイコピコやフォゲッタブルが有力視された。これを迎え撃つ古馬勢の中心は前年4着のドリームジャーニーであった。この年は春のグランプリ宝塚記念を制していた。天皇賞(秋)は6着に敗れたものの、ジャパンカップをパスしてこのレースに向け調整をしていた。第52回有馬記念の覇者であるマツリダゴッホはやや精彩を欠いていたものの、この年もオールカマーを制するなど依然中山では安定した成績を残していた。なお、このレースが同馬にとってのラストランとなる。他には天皇賞(春)の勝ち馬マイネルキッツが注目を集めた。
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