方角・位置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 14:20 UTC 版)
基準となる場所からの方角、国や地方の中での位置から付けた地名。元となる地名に方角を冠したり、単に方角のみで地名あるいは地名の固有詞部分とする。東・西・南・北は世界中に現れる地名で、方角地名と言われる。土地の高さで分けるときには、高・低や上・下が用いられる。自国やその中心部から見た遠・近もあり、これを前・後で表すこともある。 漢字二字の慣習的制約がある東アジアで方角地名を作るときには、二字の地名から一字をとって、それに方角・位置を付けることが多い(例:「台湾」から「台北」など)。また、中国では陽と陰で独特の使い分けをする。川の北または山の南にある都市は川・山の名に「陽」を付け、川の南または山の北にある都市には川・山の名に「陰」を付ける。「陽」は日光がよく当たる所で、「陰」は影になりやすい所なのである。中国では咸陽市など、日本では山陰地方や山陽地方などに見られる。 また、日本では古都である奈良や京都との距離などで前・中・後をつけられた地名も数多く存在する。特に旧国名に多い。
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