新外法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 07:14 UTC 版)
パナマ運河の拡張は、すでに1930年代から提案されていた。 2006年10月22日パナマの国民投票により拡張が認められ、2014年に拡張工事が完了する予定であったが、ストライキやコスト超過に関するトラブルなどで何度か延期され、2016年6月26日に開通した。同6月27日、商用船で初めて通過したLPG船「Lycaste Peace」(リカステピース)は日本郵船所属である。商用コンテナ船では「MOL Benefactor」(ベネファクター、商船三井)が同7月1日に初めて通峡した。 この拡張後には、パナマ運河を通航できる船舶の最大値は、約 5,000 TEU から 1万2,000 TEU となった。 新パナマックスの規格は以下の通り。 全長:366m(+72m) 全幅:49m(+17m) 喫水:15.2m(+3m) 最大高:57.91m(旧パナマックスと変わらず) 新パナマックスにおいても最大高が変わらない事が最大の制約となっており、新造船設計上のデファクトスタンダードとなっている。その反面、パナマ運河を通る船の量は拡張から1年で1,500隻増え、その過半数(795隻)を数えた。
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