文字を彫るスタイラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 14:39 UTC 版)
この用途のものは尖筆と訳すこともある。材料は金属、骨、象牙、アシなどがある。 古代ローマ以降ヨーロッパで蝋板に字を刻むのに使われ、これが本来のスタイラスである。他に、古代メソポタミアやクレタでは粘土板、南アジアや東南アジアでは貝葉が使われた。日本にも、紙などに字を刻む角筆と呼ばれる筆記具があった。 謄写版原紙(蝋原紙)に刻むものは、鉄筆と訳すことが多い。 エングレービングなどの版画にも使われるが、これはビュラン (burin) と呼ぶことが多い。 古代ローマの蝋板用スタイラス(復元) 14世紀のスタイラス 15世紀ドイツの骨製スタイラス
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