敏い
敏いとは、敏いの意味
敏い(さとい)とは、人が「賢い」「理解が早い」あるいは「感覚が鋭い」ということを意味する語。明敏・敏感・鋭敏なさま。「目ざとい」「耳ざとい」「利に敏い」のような表現で用いられることも多い。「敏い」と「聡い」は同音異字である。敏いの使い方
「敏い」は人が賢い・注意力が高い・勘が鋭いさまを指す表現である。明敏は「頭脳が鋭い」さま、鋭敏・敏感は「感覚や注意力が鋭い」さまを意味する。「目ざとい」は視覚的に鋭く、細かい(見逃しやすい)ことによく気づくさま、「耳ざとい」は聴覚的に鋭く、小さい音や噂などによく気づくさま、を意味する。「敏い」は基本的に褒め言葉であるが、「目ざとい」「耳ざとい」は皮肉めいたニュアンスで用いられる場合も多い。敏いの類語と使い分け
「敏い」の類義語としては、まずは「鋭い」「明敏」「敏感」「鋭敏」などが挙げられる。「頭脳が鋭い」という意味では「賢い」、「目が鋭い(目ざとい)」という意味では「目が早い」「鼻が利く」、「耳が鋭い(耳ざとい)」という意味では「地獄耳」のような語が言い換え表現として挙げられる。敏いの語源
「敏い」の語源は古語の「さとし」である。古語辞典「字訓」では、古語「さとし」は動詞「さと-る(悟る)」から転じた語彙、あるいは「さ-とし(さ利し)」の意であろうという見解を紹介している。「さ利し」の「さ」は接頭辞である。敏いのよくある間違い
「目ざとい」「耳ざとい」「利に敏い」といった言い回しは、「いらんものを見つけてくる」というネガティブなニュアンスで用いられる場合がままある。誉め言葉のつもりで言ったらイヤミな発言に聞こえてしまう懸念がある。さと・い【×聡い/▽敏い】
「敏い」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は鼻が鋭い、鼻が敏い
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