推敲
出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 02:40 UTC 版)
名詞
発音(?)
す↗いこー
翻訳
動詞
活用
翻訳
由来
『唐詩紀事』より、唐の詩人賈島が「僧は推す月下の門」の「推す」を「敲く」にすべきかどうか迷った末、韓愈の助言により「敲く」と改めたことから。
- (白文)賈島赴擧至京。騎驢賦詩、得僧推月下之門之句。欲改推作敲、引手作推敲之勢。未決、不覺衝大尹韓愈。乃具言。愈曰、敲字佳矣。遂並轡論詩。
- (訓読文)島擧に赴くに京に至る。驢に騎り詩を賦すに、『僧は推す月下之門』の句を得。推を改め敲に作さんと欲するに、手を引きて推か敲の勢を作(な)す。未だ決せざるに、覺えずして大尹韓愈を衝く。乃ち具に言ふ。愈曰はく、敲の字佳しと。遂に轡を並べ詩を論ず。
- (現代語訳)賈島が科挙を受けに京師に赴いた。(貧しい者が乗る)ロバに乗って詩を案じていると、『僧は推す月下之門』の句を得た。(さらに考え)『推す』を『敲く』にしてみてはどうかと、(手綱から)手を離して『推す』と『敲く』を模ってみた。決めかねているとき、大尹の韓愈の馬車に衝突した。賈島が事情を詳細に話すと、韓愈は(咎めないで)「敲の字が良い」と言った。そのまま、二人はたづなを並べ詩を論じ合った。
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