排気中濃度限度

原子力防災基礎用語集

排気中濃度限度

排気中濃度限度は、排気口もしくは事業所等の外における放射性核種の3カ月間についての平均濃度に対して、わが国の関係法令が定めている濃度限度である（例えば、放射線障害防止法施行規則第14条の11）。 原子力施設から環境に放出される放射性物質は吸入によって内部被ばくの原因となる。一般公衆の被ばく線量が年間の実効線量限度を超えることがないよう、排気口における排気中及び事業所境界における空気中の放射性物質に関して算定した値が排気中濃度限度であり、安全側に評価されている。