括弧機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/06 07:19 UTC 版)
「Sinclair Cambridge Programmable」の記事における「括弧機能」の解説
SCPでは、四則演算に優先順位がないため、加減算より乗除算を優先させるには括弧を用いる必要がある。SCPの括弧は、[=]キーを押しても閉じないという特徴があるので、括弧を開いたまま複雑な計算をすることができ、括弧機能をスタックの代用とすることが可能である。例えば、 240+( としておいてから、 1×2×3×4×5×6= とすると、6の階乗の計算結果が 720 と表示される。ここで、 0)= とすると 240 が再度表示され、計算の続きを行うことができる。また、SCPでは、括弧を開いても置数レジスタがクリアされずに前の値が残っているので、括弧機能を用いて定数計算を行うことが可能である。例えば、 1.08+(×1000=0)+(×5000=0)+(×25000= などとすると、 1.08 に 1000 、 5000 、 25000 を掛けた計算結果、 1080 、 5400 、 27000 を連続で得ることができる。なお、SCPでは、括弧を開く場合も閉じる場合も同じキー([▲/▼][6])を用いる。
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