拡大戦線 (ウルグアイ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 拡大戦線 (ウルグアイ)の意味・解説 

拡大戦線 (ウルグアイ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/11 03:43 UTC 版)

ウルグアイ政党
拡大戦線
Frente Amplio
党旗
党首 フェルナンド・ペレイラ
成立年月日 1971年2月5日
本部所在地 ウルグアイモンテビデオ
政治的思想・立場 民主社会主義
社会民主主義
進歩主義
中道左派左翼
党派:
社会主義
共産主義
キリスト教社会主義
トロツキー主義
マルクス主義
国際組織 サンパウロ・フォーラム
人民ボリバリアーノ会議
ラテンアメリカ社会主義調整
ラテンアメリカ・カリブ政党常設会議
公式サイト www.frenteamplio.org.uy
各政党が独自に国際組織に加盟
テンプレートを表示

拡大戦線(かくだいせんせん、Frente Amplio)は、ウルグアイ左翼中道左派政党の政党連合である。1971年に結成され、2005年以来、3期連続で政権与党となっていたが、2019年に行われた選挙で国民党にその座を奪われた。

歴史

モンテビデオで都市ゲリラトゥパマロスの攻勢が拡大していた1971年3月21日コロラド党左派が中心となって、左翼政党連合の拡大戦線を結成した。他方、トゥパマロスは1972年の選挙戦で拡大戦線支持を明確に打ち出し、全国で18%、モンテビデオでは31%の票を得たものの、国政を変えるには至らなかった。このあとトゥパマロスの攻勢は激化し、ウルグアイ軍の出動により1973年以降のウルグアイは実質軍政状態になった。この軍政期には実に国民の17%、50万人ものウルグアイ人が国を捨て去ることになる。

1981年に軍政を合法化しようとした憲法改正案が国民投票で否決されると、1985年にウルグアイも民政復帰した。トゥパマロスも、武闘路線を捨てて合法化され、拡大戦線に合流した。

拡大戦線は、2004年の選挙でタバレ・バスケス候補が勝利し(就任は2005年)、ウルグアイで初めて、コロラド党とブランコ党以外の政党として政権を握った。2010年には、ホセ・ムヒカが大統領に就任し、2015年には再びバスケスが大統領として政権の座についた。

参加団体

脚注

  1. ^ a b c d 社会民主主義政党
  2. ^ 進歩同盟に加盟
  3. ^ a b c 共産主義政党
  4. ^ 社会主義インターナショナルに加盟
  5. ^ スペイン帝国からの独立戦争を指揮したホセ・ヘルバシオ・アルティガススペイン語版からきたアルティギズム英語版を理論中枢とする左翼ナショナリスト政党
  6. ^ 自主管理社会主義政党

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「拡大戦線 (ウルグアイ)」の関連用語

拡大戦線 (ウルグアイ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



拡大戦線 (ウルグアイ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの拡大戦線 (ウルグアイ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS