戯曲ペンテジレーア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/07 03:15 UTC 版)
「ペンテシレイア」の記事における「戯曲ペンテジレーア」の解説
ハインリヒ・フォン・クライスト作の戯曲『ペンテジレーア』では、アマゾネスの女王タナイスと軍神マルス(アレース)の娘ペンテジレーアとして登場する。トロイア戦争のさなか英雄アヒレス(アキレウス)に恋し、彼に勝負を挑むが敗れて捕虜になってしまう。ペンテジレーアの名誉のため逆にアヒレスは自分が倒されたという嘘をつく。それを信じたペンテジレーアはアヒレスを母国に連れ帰ろうとするが、そこで彼は真実(つまり勝利したのはアヒレスであること)を告げ、自分の妃としてギリシアに連れ帰ろうとする。部下に救出されアマゾネスの陣に戻ったペンテジレーアを諦められないアヒレスは、もう一度戦いを挑み、あえて彼女に打ち負かされ、捕虜となってアマゾネスの国に連れて行かれることを決意する。アマゾネスの陣で失意のペンテジレーアに、アヒレスからの決闘の申込みが伝えられる。しかし彼女はアヒレスに対する復讐の念にかられていた。ペンテジレーアは決闘の場にほとんど丸腰であらわれたアヒレスを殺し、彼を食べてしまう。その後、彼女は後悔の念にかられ死んでしまう。
※この「戯曲ペンテジレーア」の解説は、「ペンテシレイア」の解説の一部です。
「戯曲ペンテジレーア」を含む「ペンテシレイア」の記事については、「ペンテシレイア」の概要を参照ください。
- 戯曲ペンテジレーアのページへのリンク