戯曲・國語元年の田中閣下
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「田中不二麿」の記事における「戯曲・國語元年の田中閣下」の解説
井上ひさしの戯曲『國語元年』は明治7年(1874年)の東京にある架空の文部官吏の邸を舞台に、登場人物がそれぞれのお国訛りを喋ることで好事家の興味をそそる作品であるが、主人公に「全国統一話言葉(はなしことば)制定取調」を任命する上席役人として“文部少輔田中不二麿閣下”が登場する(厳密には主人公が「田中閣下はこう申された」と発言を引用される形)。作中での田中は激しい名古屋弁で主人公を叱責する。 「てぁーもなぁーことだでよー」(飛んでもねえことだ) 「オミャー、ニスイワナン」(にぶいんだよ、おまえは) 「今頃めずらしヌクでやわ」(このごろ珍しい抜け作だよ) 「チョーズバにブチョ落ちてビタビタビタンコになるがエーだよォ」(便所に叩き落ちてびしょ濡れになるがいいや)
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