戯曲の上演史
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グラディス・クーパーが1927年にプレイハウス・シアターでロンドン初演をプロデュースし、出演もした。戯曲は上演の際に大幅に書き直されている。地方公演も含めて60週上演されることとなった。夫の役はナイジェル・ブルースが演じ、演出はジェラルド・デュ・モーリエがつとめた。この上演はクーパーが自分でプロデュースした最初の芝居で、自身の舞台のキャリアにおいても重要な出来事となった。クーパーが芝居を制作することとひきかえに、モームは次回作の戯曲3本を提供すると申し出た。クーパーは『コンスタント・ワイフ』については拒否し、『聖なる炎』は引き受け、『家の柱』も却下した。1927年9月26日にモロスコ・シアターでブロードウェイ初演が行われ、キャサリン・コーネル、スウェゾ・コトロ、ジョン・バックラー、アラン・ジース、J・W・オースティンが出演した。 1995年にリリック・ハマースミス劇場でリバイバル上演が行われ、ニール・バートレットが演出し、ジョアンナ・ラムリーとティム・ピゴット=スミスが出演した。2007年にはウィンダム劇場で上演され、アラン・ストラカンが演出し、ジェニー・シーグローヴとアンソニー・アンドリュースが出演した。
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