戦後エロマンガ史とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 戦後エロマンガ史の意味・解説 

戦後エロマンガ史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/27 05:47 UTC 版)

戦後エロマンガ史
著者 米沢嘉博
発行日 2010年4月23日
発行元 青林工藝舎
ジャンル 成人向け漫画
日本
言語 日本語
形態 ソフトカバー
ページ数 320
コード ISBN 9784883792580
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

『戦後エロマンガ史』(せんごエロマンガし)は、青林工藝舎から2010年に発売された米沢嘉博の本[1]。本書の原稿は三度の連載中断を経たのち米沢が2006年に急逝するまで雑誌『アックス』(青林工藝舎)で長期連載されていた[2][3]

概要

本書は「エロマンガ前史」として鳥獣人物戯画における性的なモチーフの存在を指摘する所から始まっている。本論においては、多様な図面を用いながらカストリ雑誌から始まる戦後から現代までのエロマンガの歴史を概観している。

論の中では春画性愛文学エログロナンセンスにも触れながら『劇画アリス』の編集長として著者自らも参画した1970年代末の三流劇画ブーム、1980年代のロリコンブーム、1990年代の美少女コミックと有害コミック騒動などにも触れている。

本書は著者の急逝により未完で終わっており、完結を目前にしながら絶筆となった遺作でもある。

評価

『戦後エロマンガ史』は、「エロマンガ研究」における初期の研究書として挙げられており[4]。多くの資料を用いて性的なトピックを扱った漫画を博物誌的に記述した書籍と評価されている[5]

受賞歴

出典

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  戦後エロマンガ史のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「戦後エロマンガ史」の関連用語

戦後エロマンガ史のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



戦後エロマンガ史のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの戦後エロマンガ史 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS