成島毘沙門堂像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 07:29 UTC 版)
岩手県花巻市東和町北成島に位置する成島毘沙門堂(なるしまびしゃもんどう)にある。ケヤキ材の一木造で像高は4.73メートル。一木造の毘沙門天立像の中では日本最大の像で、国の重要文化財に指定されている。平安時代中期(10世紀末~11世紀初頭)の作と推定される。腰帯の下に幅の広い腰帯を着けているが、この甲制は山形・立石寺の毘沙門天立像をはじめ、岩手・智福毘沙門堂の兜跋毘沙門天および毘沙門天三尊像のうちの中尊像、岩手・立花毘沙門堂の二天王立像および毘沙門天立像など、東北地方に伝存する平安時代の神将形の作例にしか窺えない特徴的な形式である。成島毘沙門堂に隣接する熊野神社では、全国でも有名な泣き相撲大会が、毎年行われている。
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