意図基盤意味論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 20:31 UTC 版)
この表現自体はグライス自身のものではない。グライスは日常言語学派の方法論(日常的な語の用いられ方をもとに概念を分析する)を「意味」という概念に用いて、その分析を試みた。論文`Meaning'(1957, in Grice (1989))などでなされている。 グライスによる意味の分析は、大きく三つの段階に分かれる。第一に、「自然的意味(natural meaning)」と「非自然的意味(nonnatural meaning)」の区別。第二に、非自然的意味のなかで中枢と見なされる「話者の意味(speaker's meaning、発話者の意味、場面意味などとも呼ばれる)」の定義。第三に、話者の意味をもとにした、「無時間的意味(timeless meaning)」の定義。
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