急ブレーキと制御不能など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 07:51 UTC 版)
「急ブレーキ」の記事における「急ブレーキと制御不能など」の解説
タイヤが回転を止め路面を滑走する状況になると(「タイヤがロックする」という)、ハンドル操作は効きにくくなる。そのため、「交通の方法に関する教則」その他では、急ブレーキや急ハンドル等により車体が横滑りを始めた場合には、アクセルを緩めると共にハンドルを、横滑りの方向とは反対の方向にある程度回して(カウンターステア)立て直す事が指導されている。 カウンターステアは四輪の自動車の場合であり、オートバイの場合は後輪がロックした場合は四輪のカウンターステアと同様の操作が必要であるが、前輪がロックした場合にはジャイロ効果が失われて即転倒する危険性がある。そのため二輪車では可能な限り前輪ロックしないようにブレーキ圧を調整しなければならない。なお自転車の場合は、車体に比べて搭乗中の人体の方が遥かに重く、重心が人体の所にあるため、前輪ロックするとジャックナイフ状に前に車体ごと一回転して運転者が前方に放り出される事がある。
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